社内活動

秘密のケンミンSHOWMar 1, 2010
Written By 平国 良光

私は、故郷はどこかと聞かれたら「福岡県」と答える。

しかし私の妻は「北陸の方です」と答える。

なぜなら多くの人が福井県の位置をハッキリ知らないからだと言う。

なるほど。

日本列島の真ん中にありながら存在感のない福井県。

私も数年前まで位置も知らず、まさか自分がそこを訪れるとは想像もしていなかった。

妻と知り合ってから福井県を訪れることになった訳だが、行く度にその良さを感じている。

今回はそんな福井県を少しでも知ってもらいたく、この場で紹介しようと思う。


やはり福井は冬がいい。

一番のオススメは何といっても越前ガニ。

11月に解禁され、初競りでは1杯3万円超の値が付く高級食材だ。

地元民が好むのはオスよりもメスの方でセイコガニと呼ばれている。

ズワイほど食べ応えはないものの、値段も手ごろで背に付いた子が旨い。

私は身が食べやすいズワイの方が好きだけれど。

越前ガニ

忘れてはならないのが曹洞宗大本山永平寺。

雪化粧の永平寺は静寂な雰囲気が漂い、心が洗われるというのはこういうことかと感じさせてくれる。

底冷えがする吹き抜けの回廊は大変清潔で、修行僧の厳しい日課を伺い知ることができる。

仏教どころか寺についても素養がない私だが、ここは京都の寺とはまた違い、厳粛で貴重な場所であると言える。


また、意外にコシヒカリは福井生まれであり、米の旨さはもちろん、合わせて日本酒も旨い。

中でも黒龍酒造はあの石原裕次郎が愛した銘酒を取り揃えている。

先に紹介したカニと一緒に酒を飲む。

これぞ大人の贅沢ではないだろうか。


他にもまだまだ紹介したいものはあるが今回はこの辺にしておこう。

機会があればまた紹介したいと思う。

福井に限らず、日本の知られざる地域をどんどん発掘していきたいとも思っている。


最後に、福井土産には上品な甘さがヒット中の羽二重くるみを。

羽二重くるみ
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